― いつかのスポーツジム:サンシアと ―[初めましての挨拶は唐突な物であったけれど、悪いものでは無かったと思う。>>22>>23] 私も、 ジムでは直ぐクタクタになっちゃって 自分でのペース配分、苦手って言うか、 身体の使い方、まだよく分かってないの、かな[へへと、決まりが悪そうに笑う。アーネスト師匠と筋トレする時はそうでもないから、これは自分の問題であろう。その後、幾つかの他愛ない会話を繰り返せば、彼女の認識は「船内の人」から「顔見知りな、いつものサンシアさん」に変わって行く。]