回想:嘗てのある日
[それはそこまで争いも激化していない日、工場にボスの声が響く。「クソったれ!」と。生真面目に労働してた俺らは手を止めて、何事か何事かと囁き合い、真面目なやつは作業に戻る。
俺?そうだな。不真面目にボスの様子を見に行ってみた]
何かあったんスか
[不機嫌なボスは不真面目な部下に片眉を上げ、何かあったんスかじゃねェよ、と唾を飛ばした。ボスがアクセスしていた端末には何者かの痕跡があり、
>>85 恐らく何らかの情報を取られたのではないか、ということだ。
端末にはアクセスせず踏み込まれただけか? それはそれで、まあアレっていうことで。その相手は誰だかわからない。そのあとボスのところに機械に強い同志が来たが、結果、変わらなかっただろう。しいて言えば「盗られたものは情報のみ」といったところ。]