[ 夕焼け小焼けで日が暮れて 手を繋ぎながら皆で家に帰ること それは、あたたかなひとつの未来。 家族 って、なんだろう。 私はすっかり潤んだ両の瞳を向けて、 それからおずおずと、腕を伸ばした。 ひとり寂しく腕を下ろした、 あの、白い空間の私ごと。 ……抱きしめて、ほしくて。]