辛いよね
でも我慢しないで、一人で堪えないで
だって貴女、きっと何かの間違いで此処に居る
違う?
[少なくとも、彼女は自分とは違う。
他者と異なる在り方だからこそ感じた「何となく」だったが、看守らが罵るプロフィールと彼女の印象は、大きなズレがあるように思えた。
……彼女が、余程の嘘をついて居ない限り。]
わたし、ルミ
部屋は多分遠いけれど、何時でも頼って
やれる範囲で力になるから
仲良くしてね
[そう、安心させる様に微笑んで。
貴女の代わりに鞭打ちを引き受けたっていいわ。
わたし、嘘はつかないの。ホントよ?]