孤児 ディディエ

─ 大通り ─

[ イクリールの過去>>107が
漣のように漏れ聞こえてくる

それでオレにとっては、何も持たない
小さなオレ助けてくれたあの日のままで。

他の同志やリーダーがどのような方針かは
分からないが、少なくともオレは医師を
攻撃するのは愚策だと思っていた

混乱の最中だ。
頭に血の昇った者が彼女に襲い掛かる
可能性はあるが一応は言うことを聞いてくれた ]