[そうして揺られたどり着いた女は
無事にトループの地に足を踏み入れた。
旅の友には手を振り別れ、何処ゆく宛ても今はなく。
女は観光ガイドと言う名の小さな冊子を手に、のらりくらりとただ歩く。]
……ついて早々、お腹がすきました。
本当にこの体は燃費が悪くなりましたね。
何か食べ物が食べれる場所でもあればいいのですが…
[女は冊子の中身を捲り、手ごろな店を探してみた。
飲食街は数か所あり、屋台などが並ぶ場所もあるらしい。>>97
どちらを行くかはしばらく悩んだものの、結局は飲食街に向かうことにした。
目指すはガイドにのった*棒々鶏*が名物のお店。
ウン年前に踏み入れたが最後の女が、迷わずにたどり着けたかどうかは運次第*半吉*]**