[トループでは、敵国の者が人間に見える。
混沌と仲裁の国。>>#2
国交停止前には当たり前のように出入りしていたが、和平条約と言うイレギュラーな存在と共に足を踏み入れるの初めての事。
此処では人間が人間に見えるし、自分も人間で居られる。
薄々感じていた。けれど、気づきたくなかった。
自由で居たかった、居たかったんだ。>>0:340
ずっと現状に満足していた。けれど"外側"を知ったら、それ以上を求めてしまう。
自分は他者にとって、人形のように粛々と仕事をこなすような存在であればそれでよかった。]
[けれど今更、心から笑う事を思い出してしまった。]