早朝の抗争
[少年の笑顔 驚いた俺の顔 背後に走る緊張感 鋭い銃声 悲鳴すら上がぬ一瞬 何かがぐしゃりと弾け潰れ飛ぶ びちゃという嫌な音 頬に触れる生暖かい何か 血の匂い 遅れて上がる誰かの悲鳴 仲間を呼ぶ声 少年の号令 その声に一瞬俺は怯み 飛び出す伏兵 激しく鳴る銃声
……刹那の出来事。
>>145状況ができないほど莫迦じゃない]
お前ッッ
[タン、と地を踏み距離を取る。多少は動けるつもりだ。距離を取りながら狙うは足元、使い勝手のいい銃は相手の足元を狙うが威嚇程度にしかならないだろう 仕込み刀が眼前の虚空を斬り、初手の一撃は免れたはずだ]