星狩りの国-暁の街-

5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─


3-C 飯島明良

[赤い顔と、口から出した言葉を誤魔化すように、手を顔の前でひらひらと振った。冗談めかせば、少しはマシかと考えたのだ。
それから、一呼吸置いて、ついでのように言葉を足した。]

ここの花壇さ。
もう、見頃も終わるんだ。じきに全部が少しずつ枯れていく。
そうなる前に各教室に配るから、よかったら覚えといてよ。
花瓶見て、綺麗だなって思ってくれたら、花も生きた甲斐があるでしょ?

[その言葉に、彼女は何を感じたのか。花の死を悼んでくれた少女には、些か残酷なお願いだったかもしれない。
花の気持ちを代弁するなと言われたら、その通りだと思うしかないが。
飯島は、相手の顔を見た。今は茶化す気にはならなかった。

相変わらず、口から紡がれる全ての言葉はどこか遠くて、他人事のように思いながら。きっと、彼女の言葉を聞いた。]**

(155) 2023/03/04(Sat) 22:41:03

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