[と、強がって言ったがそれは純血種の話である。 実際、自分のような混じり物が どれくらい生きられるのかはわからない。 首筋を手で覆うユーリに>>101 全てを拒絶されたかのように感じて 反発して言いたくなっただけだ。 だけど話の切れ目に聞こえた 小さな彼の呟きには 何かが混じっているような気がした。>>*21 その気配はスープの中のスパイスのように 見え隠れして。 そのスパイスの名は“苦悩”か。]