――回想 夢の中で繰り返した男の子との出会い――
[もしかしたら、最初に出会ったときは君は。
今よりもずっと、小さく幼かったかもしれませんね。
なのに今はもう、見た目年齢は私と変わらないくらいだなんて。
話しかけてくれるのは、いつも君のほうからだったと思うけど、どうだったかな。]
………ユラ。ユラ・サブリィテ。
[私が名前を教えたのも、何度か出会いを繰り返した後。
>>131そんな関心に驚いて、目を丸くしてしまったことを思い出します。
君――マウスくんは、確かに私の夢の登場人物なのだけど、私の夢の外に居るような。
それまでも、そのような感覚がしたことがなかったわけではありませんが、あの時、そのことをはっきりと肌で感じ取ったような気持ちになったから。]