……BloodSunのボスは、
死んだんじゃ、無かったのかよ
[機械化は、死すら乗り越えられるだろ? なんて自問した。そして口の端で嗤う。なによりも死すら乗り越えることを嘗て望んだのは、俺自身だ。]
……良かったなァ、
生き永らえて、よォ!!!
[殺られるばかりで居るわけじゃねェ。別にBloodSunを壊滅させたい意思は俺には無いし、壊滅させられるほどの力があるとは到底思えねェ。その体が、殺傷性の高い武器で溢れてることも俺は知らない。>>0:62 でも。このまま5分、何もせずに自分の命を、仲間を、喪うわけにはいかなかったから。
そう。『このままじゃ、死んでも死にきれない』。
足を踏み込み、素早く地を駆ける。狙うは一旦相手の胴体。斬れるかどうかはわからないが、顔を狙ってこちらの体が大きくがら空きになるよりかは断然マシだった。
なァに、このカラダで10年戦ってきてるんだ。ある程度は、持つだろうよ。*]