[ 胸を痛める道理はボクには無いね。 だから何を思う事もせず、酷く落ち着いた面持ちで その傾いた戸に手を掛けた。 中に入れば見知った顔が幾つも並んでいた。>>119 同じ城壁を警護していた兵士。 言葉を交わした事のある街の兵士。 厳めしい顔付きの少将。 そして、 ] せんせい。