[言われてから荷物について思い出す。>>150
自分自身のことではなく、荷物の荷物の話である。]
あ、ちょっと待って。
[寝かされていたベッドに戻って探ると、門へ飛び込む前に不法投棄を思い留まったトートバッグがちゃんと置かれていた。
中身はといえばファミレスの衣装や財布にコンビニのゴミという、ここでは役に立たなそうなものばかりだが。
肩にかけてピギーの元に戻ってくる。
どうやらその間に靴を頼んでくれたらしい。
この世界は土足文化なのかどうか。
すでに室内であっても足の裏がチクチク痛かった。]
ピギーは靴……?
[足元を見下ろす。
着ぐるみの足はどんな風になっているのだろう。]