[もし、その後、ルーリの“待て”が解けたのなら 俺にもある意味劇薬であろうルーリの血を すっかり飲み干すことはできなかった。 けれども通りすがりのアイス姐さんっぽい人が 残りの鮮度を保つために 瞬間冷凍してくれたのは夢だったのか。 そして百年後には 遅効性の毒ならぬ解毒剤が 俺の身体に効く未来が待ってるかもしれないね。 その薬の名を俺は密かに ルーリフラペチーノと命名するだろう。**]