[ 何度も反芻してみても、告げられた要求に
応じられないと感じる箇所は無い。>>133>>135>>136
だから、オレは食堂内全員に届くよう声を張った。 ]
要求に応じ、『クズリ』の独立を認め、
移送ステーション一帯を領地として与える。
具体的な範囲は追って決め、国境とし明示しよう。
今、商業集落へはこの国の兵の半数を派兵している。
兵力は多少減らすかもしれないが、
ダビー少将は今後も引き続き駐留させ、
治安の維持と国境の防衛に当たらせる。
[ そこまで言えば周囲の兵たちも緊張が解けたようだ。
オレもやっと、組み続けた指を解けた。 ]