[それを見た看守たちがニヤニヤと笑いながら近付いてくる。
『随分と仲良しじゃねえか。よし!ひらめいた。
今後、重しはお前にだけ乗せてやろう。
よかったなァ、ソウルメイトの痛みを引き受けられて!』
そう言うが早いか今度はこちらの背に重しが乗せられていく。
拷問の基本だ。
痛みを与えたい相手が苦痛に屈しなければ親しい者に痛みを与えて精神的苦痛を与える手法。我輩もその道のプロ故、看守様の考えも掌の上!
重しが乗せられればそのたびに大げさに痛がろう]
痛いたたたたあっ!? 痛いっ! 痛いですよ!?
ちょっ! ちぎっ! ちぎれるうううぅ!!
も”う”や”だ ごんなトコぉぉぉ!!!!!
[リアクション芸人さながらの悲鳴に看守たちが爆笑している。
うむ、同胞の重しを引き受けれるなら軽いコト!
同胞にはこっそり大丈夫だと伝えておこう]