まだ戦の合間にオクリビと
[語る言葉語られない言葉、解ること解らないこと。都合のいい解釈。カサブランカの、否、穴掘り帝国の女との対話は、波風立てずに終わるように見えた、が]
……ある?
[どういうことだろう。
>>92妻の存在を“無かったことにされ”、祈る場所さえ貰えなかった。……否。それこそが、俺にとっての“都合のいい解釈”だったのかもしれない。
電脳化というのは魂を取り出してほかの機体に入れる技術だ。千切れた血まみれの小指、少なくとも妻の身体は“無い”だろう。
だけど
“妻の意識がどこにもない”とは誰が決めた?]