あらあらまぁまぁ。
「ぎゃははははあ!」『いや、そんな、笑っちゃ、クスス』
*何事ですか!?* *おおっと*
[大惨事。妖精たちは泣き笑い、男は泡を吹き、仮面の魔女はおろおろ。
資料館で聞くはずがない悲鳴が聞こえれば、何事かとスタッフが総員してくるだろう。ちなみに創造主の絵も顔を背けて笑いをこらえている。ように見える。]
「おっと、そろそろ怒られそうな予感」『にげろにげろー』
「楽しかったぜ、じゃあなー」『ばいばい、おばあちゃん』
[一目散に散っていく光球。スタッフは怒りながら追従する。
そして、ぽつんと残される気絶している男と魔女。]
ええと。どうしたものかしら。
[とりあえず顔につけているものを外して。
男に近づき介抱を。どこかに運べるならそれが良かったが、魔女の細腕では意識を失っている男性の身体を運ぶことは難しく。
幸い、気絶しているだけであることを確認すると、その場に座り、意識が戻るまで男に膝枕を**]