>>153ウロボロス
ターレディアン様に直接仕えているわけではない、が。
広く見ればそういう事だ。
[次の瞬間、貴方が身を固くした事を察する。]
…私は自分の遣るべき事をするだけだ。
それに対して自身の思い入れは何もないし、人間に対しての思い入れも何もない。
お前が何をしようが、私は全く気にしないだろう。
[神に使役されているが、慈愛の心などは持ち合わせていない。
ただその身を晒し、幸福を分け与えるだけ。その役割を担っているだけで。
魔力を持った生き物としてそうしているだけだ。人間が呼吸をするのと同義で。
目の前の魔物が自身と相反するモノだとしても、何も気にはしなかった。]
人間の社会に対して全くの無知ではないからな。
遊郭などは今の私には不要な場所だ。
[男でもなく、女でもない。性など有りはしないのだから。
尤も、性があったとしても心の無い行為には何の意味も見いだせないだろう。]