綺麗……か。そうだな。
[ボタンの目は反射するように花は映すことはないが、花に魅入るイヨリの後ろから覗き見るように夜明け草を見る。]
気に入ってるっていったらそうだな。遊びがある。
[好きかどうかのイヨリの問いに、まず真っ先に理由として、遊びがある。と答える]
たまたまある夫妻と知り合って、こんな風に色が変わる茶があるって知って、こういう場所とも縁ができてって、色んなきっかけで巡り合って気づいたら選ぶぐらいにはな。
何せ、控え目な味で飲むときに合わないってのがそんなないし、足りなかったら足せるからな。
[それは味わったイヨリも知ってるだろうと。優しい芳香を楽しむのを見守って]
そういや、ここって薬草や茶葉以外にもハーブとかを練りこんだ薬用石鹸とかも作ってたな。買って帰るか?
[特に石鹸は金持ちに高く売れるんだ。と、いい笑顔だったよもぎの香りの依頼主を思いつつ、焦らずしっかりと水遣りのお仕事を見守っていくのであった**]