[ ──王の傍にはずっと大佐がいたけれど。 私だって長い間、王を見て来た。 愛した者を養うため、救うため、愛し続けるため ひとりで王の務めを為して来た重みを知っている。 愛されるため、私も見てほしいと願い続け 空しいままで返って来なかった嘗ての私の愛(家族) 思い出すだけで頭が痛い。痛い。痛い。 ] 王は……王なりに、君たちを、愛していたんだよ だから、だから………[ これ以上、誰かの愛を否定しないでくれ。 ──王の愛し方が間違いだと云うのならば "正しく愛されなかった"私は一体なんなんだ? ]