ドロシー…私は。[いや、死者に答えを求めたとして、何が返ってくるだろう。思い出の中の妻は間違いなく私を慰める。だが、それに縋ってどうするのか。私は立ち上がり廊下に出た。丁度通りかかったペンギンロボットのペン美を呼び止めて。] アーネストという女性の乗客に、言伝を頼みます。 伝えてほしいのは住所です。 居住者の名前はマイケル・サイフォン。 〇〇区の…[こくりと頷く(多分頷いた)ぺん美にそれを託すと、部屋に戻る。あとは彼女の決断と運命に身を委ねるのみ。]**