…ぜー…はー…ぜーー…
す、すんません……も、もう、ダイジョブで……
[さて、しばらくしてパニックが治まり、
ようやく顔を上げる。その目に映るのは、
オレンジ色の模様の入った、
背の高い…男性?女性?の姿]
…あーーーーー!?あ、ああ、あんたは!!!
あんた、あの伝説の…!?
あの、みんなを治してくっていう…!
あの伝説の、お医者さんじゃねえか!!?
うわ、え、ホンモノ!!?
遠くから見かけたことはあったけど…!
あ、あのあの!おれ、ヴァルハラの医療部隊で…あんた、昔、ヴァルハラの兵士を助けてくれたろ!みんな、あんたのおかげで助かったって…!お礼言いたくて…
[青年は、目を輝かせていった。その表情はなんというか、あこがれそのものというか、先程のパニックよりはマシな感情が彼の心を満たしているのだけはわかるだろう]