[落ち行く意識と共に聞こえてきた言葉は以下の通り。]
「おーいめがね〜、オレ達頑張ったぞ!」『頑張ったぞー』
「ニアピンおばあちゃん!」「あんちゃんの指示どおりやからね」
「ちょ、泡吹いためがね!」『ぶくぶくー』
「あはははは」「仮面着けたくらいで……ないわ〜」
[人間、意識を失う寸前でも聞こえてきたワードは意外と覚えてるものだなあ……と言うのは置いといて。
……ええい、その口を閉じなさい悪い子フェアリー共!
と悪態をつきたくても怒られる前に退散しているというのだから、始末に負えない。
何はともあれ、起きてしまった事に対処をせねばなるまい。
しょも……とどんどん身体が小さくなっていく感覚になりつつも、彼女の様子を伺う。]