フェアリーエリア:宝石の瞳の機械の君と
[さて、声を掛けた相手から最初に返ってきた呼び方は……
>>152]
げ、[速攻で人間バレした、というのが真っ先に浮かんだ思考。
とはいえこちらも相手の姿を詳細には捉えられない中
>>151(この時のヘローのアイカメラには、暗視機能ははたらいていない)なりに、相手が王城筋の者ではないとは勘づいていたので、己の素性の問題については一旦忘れることにして。]
……いや、なんでもない。
私はヘロー。光輪のヘロー。
よろしくな、ラピス。
[その名を有する宝石をどこか想起させる色調の瞳。
暗いフロアの中にあって、ここで漸くその輝きを微かに捉えられたのは、『ラピス』の響きを聞いたが故だったのかもしれない。]