[カフェの店員は村の人で、へえ〜、みたいな顔でボクらを見ていた。
それもなんだか気まずくて俯いたまま、
案内された席にまで歩を進め。
二人がけのシートに並んで腰かければ
自然と足がくっつくくらいの距離感になってしまい。
密着具合に静かにボクは狼狽していた。]
こ、このシート
大人二人で座るには狭くない...!?
[※仕様です。
席には外から見えないように幕が引かれてて、
カフェと言えどちょっとした個室みたいになってる。
二人きりで心置きなくイチャイチャできるように、という店員の心遣いが伺えるようである。
さっきはさらっと流したけどさぁ、
コウにいが「こういう」ところに
ボクと来る想像をしていた、と言う事実に
時間差で動揺するわけですよ。このむっつりめ。]