そっかぁ。[花は優しい香りがした。瞼を伏せたまま、ささやくように返事をする。] 私もこの花のお茶、……気に入ってる。[夜明けの名はだからこそ心に夜を思い出させる。でも純粋にあの色は綺麗だったと思う。この世界に来て初めて飲んだ特別なお茶だ。] 今度は夜中に飲んでみようかな。 途中からレモンを浮かべるの。[夜更かしするも自由な今なのだから。まぁ朝訪れたピギーの前で寝惚けてしまうだろうが。]