[爆発音と共に立ち込める煙幕。 ジャミング効果もあるのか通信も使えない。 それにもう──戦えない。 立ち込める煙幕の中。 黒いヤツが駆け去る方向へ小指を差し出し。>>160 指切りするように最期の声を届けよう] アリーヴェデルチ! また遊ぼうね、オサムクン……![その声が届いたかどうかは分からない。 だけど、ボクたち壊れかけの体を引きずり歩き出す。 場所は──、さっき白百合を落とした場所。>>132]