[私が貴方の夢に、渡った あの日 ────貴方のお姉さんが神さまの元へ召されて、 貴方が悲哀の涙を流してしまった、時のことも。] ……この星から出て行きたいの? ううん、……聞くだけ、無駄よね 私が貴方の夢にいるのなら ……それを止めるのが私の御役目だから……[いつもなら。 神さまがいかに素晴らしい存在なのか、とか この星で与えられる幸福の尊さを、説いていた。 ううん、説くべきだった──夢渡りは。 でも、私は、貴方にはそれを紡げなかった。]