助っ人してさ、遅れたプレゼント貰おう。[ね、デッくん、と笑って見上げる。自分は幼馴染の真っ直ぐさ、清らかさを知ってるけれど。変身というものに詩羽は恥ずかしさを感じていたから。それが婚約者の五十嵐へ限定のものだとしても、なんとなく、彼女が前向きに変身できて、むしろ披露してくれるくらいまでは変身シーンをまじまじと眺めない方がいいかな、と。さっきの分担案にその要素まで盛り込んでいたわけではないが、声には出さずに思っていた。]