[そして、そんなぎこちない笑顔のまま、数刻が経ち]………………そろそろ私の手番か。もう行かなくては。[館内アナウンスとともに、ペンギンアンドロイドが男の案内のためにやってくる。男はすっとそのまま膝を伸ばして、最後に彼女に一礼する]では、私は行くよ …どうか君のこれからの人生(旅路)に 幸おおからんことを[そう言って、彼はかつかつと歩いて去っていく。…あれが正解だったのかはわからないけれど。存外悪い気はしなかった。そんなことを考えながら**]