>>163 フェイツウェ
[ 僅かに構えた事が伝わったのだろう。変わらず淡々と話すのを暫く聞いた。
いくら神に仕えている物でも、普通に話している自分に影響がない事は分かった。身構えた身体を解くように、一度顔を横に向け視線を逸らしてから戻した。 ]
…そっち系なのに、自分の思い入れもないんだ。
じゃあ、俺も気にしないようにしよう。
[ 気にしない。それが変わるまでは大丈夫だろう。そう結論付ける事にした。 ]
人間社会は何にも知らないかと思ったけど、そんなことないんだね。
[ その場所を必要とする魔物も居るだろうが、眼の前にいる物は男でも女でも必要としない性質なのではないかと思った。不要だと自ら言うので、頷く。 ]