[そうして今日、始業も遅く、余裕をもって登校してやっと、どこか今までと目に入る風景が違うことに気が付いたのだ。
真夏の今、花壇は綺麗に片付けられていた。
前は何が咲いていただろう。
思い出そうとするが、あまりにも無意識に、そこにあるものとして見ていたせいか、思い出すどの花も当てはまるような、当てはまらないような、という具合である。]
そうだよね。
綺麗にしなきゃ、毎日のように世話しに来ないといけないもんね。
[呟いて、ぼんやりと少し花壇を見つめたあと、ふっと足を校舎へと向けた。
2学期は、ちゃんと見てみよう。
そう思った。]*