[さて、こうしている間にも「夜の女王のアリア」本部は襲撃犯に関する情報をかき集めて行く。
それらは未だ破片でしか無い物ではあったが、並べればおぼろげな輪郭が浮かび上がってくるだろう。トループ内を闊歩する、異形のソレが。
混沌とした戦場で一体何を探しているのか。>>1:288
ステルス付きと思しき姿を確認できたのは、>>1:287
オイルや血液の過度な付着であったり、砂埃の中に現れた空白であったり、見え隠れするグレーの外装であったり。>>13
兎に角未だ全貌の見えない、ぼうっと立ち竦む屍のような何者か。
嵐がそれを連れて来たのか、それが嵐を連れて来たのか。それはまだ分からない事なのだが。>>60
対象が襲撃犯であると断定した訳では無いが、イレギュラーには違いないだろう。
もしかすれば関連物であるかもしれないと、
彼もしくは彼女の仮の名を「ジョン・ドウ」と定める。]