[少しだけ、ちょっと言葉が途切れて、
周りの音がよく聞こえた。そして口を開いた。]
パン、いるだが?
[自分の貰ったパンを渡す。白いおじさんがそれを"不味い"と思っていて、ワルイことと思ってることは分からない。おじさんが別のパンを齧っているのは見てたけど]
ウマイべ!このパン!
だがら、やるべ!
[このパンをくれたのは、白いおじさんだけど、貰ったものはもう自分のものなので。あげる!と渡す。]
おれは、たーぐさん掘れるツルハシさ、すげーーって思うべ!
おれの手がスーパーツルハシででっげぇ穴さ掘れたら、すげーーって!
[ツルハシを持つ真似をして、腕を振り上げてぶんぶんと振って穴を掘るような動作をしてみせる。]