[そう言って。男は若者の顔をもういちどだけみて、
顔色が良くなっていることを確認したら]
…さて、息子たちへの手土産を…
もう一度買いにいこうか。
丁度、私のグラスも空いたことだ
[と、また売店に行って、例のお土産ぼーろを買う算段を立て始める。そろそろちょうどいい頃合いだと思っていた。彼女が笑ったのだから]
…暇つぶしにつきあってくれてありがとう。レディ
君のお名前を聞いてもいいかね?
…君が、もしまた何もないことに悩むなら、
多少は話を聞いてあげられるかもしれないからね
……また、暇になったら、話してくれると嬉しいよ
君自身の話も、また、聞いてみたい
[と、彼女の答えを待ち…それを聞いたならその手にハンカチを残したまま、展望台を去っただろう。"次話すときにでも返しておくれ"と小さく言葉を手向けながら*]