>>122ソウルキス
宇宙を巡れば沢山のものがありますから、きっと飽きる事はないですね。
えぇ、是非!紹介したお店の味をソウルキスさんがどう感じるか、教えて貰うのが楽しみです。
[感想を話させて、と言われれば、女は笑顔で肯いた。
一度見聞きすれば忘れる事のない彼が「覚えていない」というのには、何か理由があるのだろうとは思っている。
心因的なものか、或いは他の理由なのか、判ずる材料も、術も女は持たない。]
成程……。血筋みたいなものもあるのかもしれませんね。
私はちょっとした家具の組み立て程度しか出来ないので、技術職さんは尊敬していますよー。
ヴァルハラは勿論、諸手を挙げて大歓迎なスキルですけど、此処以外でも職に困らなさそうですよね。
[整った風貌は細やかな作業が似合いそうではあるが、技師であれば力仕事もあるだろう。
彼に仕事を頼んだことはないので実際の姿を見た事はないが、基地内にも技師はいる。彼らはついた機械油の色や臭いが落ちにくいと愚痴を零しつつも、誇らしげに笑っていた。尊敬すべき同僚だ。
淀みなく話すのを聞いていれば、彼の性質がこの仕事に向いている事が感じられる。]