[そうして、その異形の姿を見つめて提案を一つ] ……よろしければ。 異形の貴方が暮らしやすい世界を教えましょうか? 我輩は裏稼業をしていて裏社会にコネがあるのです。 表の世では生きにくいその異形でも、裏社会では問題なく受け入れられるはず。 裏社会の人間は皆、訳ありですから。 もちろん、他に行くアテがあるなら構いませんが。[と、異形の彼が生きる場所の選択肢として裏社会への勧誘をする。 もちろん行くアテや断る理由があるなら無理には勧めないつもりだ。あくまでの善意での勧誘であるがゆえ。*]