お疲れ。
[広かった薬草畑への水撒きを終えたところで、水の流れを止める。
流石に自分が制御していることには気づいたようで、自分の成果を見渡す様子に続くように自分もボタンの瞳を動かして、水滴が葉を濡らし土にたっぷりと水を味わったからか、瑞々しく光る]
まぁな。観察しながらじゃなければもっと早かったろうが水をかけるのだって一苦労だ。
だがいいものも見れた。…ちょっと休憩したらいこうか。イヨリ。
[ゆっくり観察しながらだったためだが、陽の角度も大分動いている。汗をぬぐい大きく息を吐くイヨリは閉じこもっているときよりも溌剌としたように見えた。
先に話した女性へと仕事を終えたことや、その後薬用石鹸や茶葉を購入しおえると、川辺へと歩いていく。]