表中央通りで歌えるなら、私は既にそうしています。
その夢が叶わぬ身になり果てたから、私はここにいる。
[「あの石のガキ」が誰を指すのかは判る。彼女自身が名の由来を教えてくれたから>>0:189]
そして私は裏側で、あの子の道を照らすと決めた。
……貴方の威光についてくる子たちと同じように、
私も、あの子の輝きに魅せられてしまったのよ。
[「戻って」も「忘れろ」も拒否する意思を、合成音のトーンを低め、瞳を睨む形に変えながら示す。
凄みを効かせる男が闘志を示すのみでなく、万が一、壊れそうな機体を動かし攻撃してくるようであれば、その時は己の四肢のみでも防ぐ心算で――]