逃げる術を奪われて、苦しみを押し付けられて、
苦しんでいるということも否定されて。
そうやって他人から、自分自身の在り方を捻じ曲げられた。
君が変わってしまったのも、死んだのも、
そうした理不尽のせいで起こったことだろう。
[最後に彼の心に生じた「変化」>>142>>143さえなければ、彼自身の命が失われることもなかったのでしょうか。それを問うことは白薔薇はしませんでした。
ただ伝え聞いた話をそのまま受け入れる形で、白薔薇は重ねてもう一度、言葉を声に載せます。]
君は、何も悪くない。
君の死も、君の所為じゃない。