牢獄に向かう道中
[ぼうっと歩いていれば、頭上から聞こえてくる叫び声。
見上げれば、サーカスも裸足で逃げ出しそうな宙吊りを敢行している(されている?)二人。
>>154 >>161 監獄の風物詩なのか、手を叩いて笑う看守や意に介さない様子の囚人など反応は様々で、地獄を体現した監獄と言うには、余りにも不釣り合いな明るさに少し呆気に取られる。]
能天気で幸せそうな奴らなのよ?
[これから待つ体罰や刑務を考えれば、気も滅入りそうなのにと、不思議そうに見やる。
そうしていれば看守にとっとと歩けと殴られたので、そのまま案内を受けただろうか。
その時に、げんなりとした様子でツッコミに興じていた男性
>>137も目に入り、横を通りがかった時になんの気なしに話しかけた。]
こんな所で言うのもなんだけど……友達は選んだ方がいいと思うのよ。
[ソウルメイトと呼ばれるまでに至る関係だとしても、一応犯罪者……の筈なのだからと心からの忠告をしたつもりだが、どう考えても余計なお世話だった(?)事は今の私には知る由もないのだった……。**]