→オリエントエリア
[……ここまでの経緯をすっ飛ばして現状を説明すると、ヘローは中華風の褙子を羽織りながらレオーネくんカチューシャを被って風船を携えるという中途半端な民族衣装スタイルのシラサギ型メカとして、ある
飯店のテラス席の一席を占めていた。
この飯店はショーレストランでもあり、中華時代劇風ヒーローショーの公演を料理と共に楽しめる趣向。
(時々内容が変わっている気がする)パンフレットの記載によれば、
ワイヤーなしでのワイヤーアクション(つまり普通に浮いている)を用いての、剣士同士の剣戟や仙術のバトルアクションが見どころなのだとか。
タイミングによっては各エリアを巡るサーカス団
>>0:43がやってくることもあるとは木製カラクリ風の店主の言だったが、この時は通常のヒーローショーが公演されていた。
……つい木製のロボ店主の襟元から覗く頸部のジョイントやらての関節構造やらをじっくりとくと眺めてしまったり排熱器官がどうなっているのかを確かめそうになるという非常な失礼をやらかしてしまったことで、ヘローはその償いも兼ねて
*清炒菜心*とお茶の注文をして席に着くことに。]