― 回想:かつて、戦場で ―[それは"仕事"の最中の出来事だった。警戒を行いながらの先行中、視界の隅、不意に影が映った。残像しか捉える事が出来なかったソレを追うように、単機飛び出す。自軍ヴァルハラの機体にしては小さすぎる。生身の存在がああも早く移動できる事もまずない。なら残る選択肢は一つだけ、メトロポリスの改人だ。しかもかなり足が速い者、そういった者に此方を見られた。の、だろう。偵察兵か?……――速い、まるで光のように。>>176]