……、…… どう、というのはわからないが。 君はずいぶんとマクロな視線で チェスというものを見ているのだなと思う この手の駒取りゲームは、大物食らいというより 小物共への蹂躙と相手の思考の制御が 主眼だろうに[もう一度、白玉を打つ。カツン!となった音ともに転がる玉たちは、一斉にその場から逃げ回る。その先にある無限の闇に気づきもしないで、ごとりごとりとおちていく。まるで弱き歩兵の首をハネるように]