アルレシャさえ望んでくれるなら。 この身体が朽ちるまで、あなたと生涯を共にします。 シェルタンさんの代わりじゃなくて、 ただの一個の生き物の、カラスとして。[この胸の高鳴りも、結局は、シェルタンの記憶故のものなのかもしれない。それでも。 カラスとしての恋心が、まだ芽吹いていないとしても。 この人と生涯を共にしたいという願いは真実だと、カラスは信じている。]