[さて、答えをもらった後だが、どうにも落ち着きないそわそわとした様子で、まずは吹きだしてしまった]
大丈夫だって、ちょっとおかしかったらそれが残るってだけだから気にするなー。
それも味ってやつだっていえばだいたいいい様に聞こえるんだからいつもの姿でいいんだぞー。
[身も蓋もないいいかたであったが、今までのことからこれぐらいいったら肩の力も抜けてくれるんじゃないかなという考えの元いいつつ、エスプレッソを用意し始めたスイッセスをみながら、ペンを動かす。
紳士然とした佇まいは人の目を惹く若木のような生命力はないが、長く生きてきた落ち着きと品やかさは人に安息を与えるだろう。
より克明に描かれるのは珈琲を淹れる仕草。というより手であり傾ける腕や肩の角度は流麗であり積み上げた経験と想いは……さて、見る者によっては違うという言葉を得そうだ、そこから惚気話に繋がるのか、あるいははもっと機能的で画一的ではないのかとか。]