[ところで白薔薇とえりざべーとが着いた時のラウンジやその近くには、他のお客さんのすがたも幾らかありました。
これはラウンジの中か、その近くでのことでしょうか。
ひとつのボールを持った、深い赤のドレスの人間のかたちと、犬の尻尾を振る人間のかたち(イヌのかたちやにおいは白薔薇も知っています)。>>115>>163
これもラウンジの中でのことでしょうか。
サングラスを掛けた人間のかたちと(数式? 白薔薇の目にはそれは見えませんでした)、何故か見覚えのあるような顔をした(家主一家の人々の心の中から、白薔薇は少し感じ取ったのでしょう)人間のかたち。>>119>>120>>148>>149
おや? あの人型をした無機質な白い物体>>41は今どこにいるのでしょう? 白薔薇にはよくわかりません。
これはラウンジの中でのことですね。
いくらか若く見える人間のかたち(その鍵の雪模様は、白薔薇の目には捉えられません)は、これからラウンジを出るところなのでしょうか。>>184>>185
そしてその人のかたちに向き合って頭を下げていた、人のようなかたちも――。>>145]