[では、どこへ行ってみようか。とじっと目をこらえてマップを見る。
日々刻々と姿を変え種類を変えるというアトラクションたちは、地図という狭いキャンバスの中には収まり切れないらしい。
アドベンチャーエリア、ホラーエリア、ファンタジーエリア。
SFエリアにショッピングエリア、他にも、たくさん。
しかも、これらは無料だという。
さらには夜明けまでには自分のなくしたものも見つかると、この美しいライオンが言うので。
礼を言って別れると、今まで乗ったことがないと言っては級友たちに驚かれていた「ジェットコースター」というものを探してふらふらと遊園地の中を彷徨いだした。]*